千曲会岡山支会総会・懇親会開かれる

今年度は、2月11日(土)に開催しました。出席者は、いつもの常連の方々に初参加の浅部仁志さん(学化24/S51)が加わり12名で久しぶりに賑やかな会合となりました。今回の開催に当たっては、2回に亘り幹事会で開催案内について知恵絞ってもらいましたし、千曲会HP支会情報を活用した結果と思います。会員動静、本部総会報告及び昨年度の支会活動報告、中でも同窓会設立100周年記念事業支援金募金については当岡山支会員の皆さんのご協力は他支会の状況と比較しても遜色ない結果であったことを出席者全員で確認しました。恒例の話題提供は、同窓生の中では特異な分野で活躍されている臨床心理士の石垣明美さん(学化29/S56)に「アイデンティティと人の一生」と題して約30分語ってもらいました。社会心理学上アイデンティティ(Identity)という概念は、“「私とはだれだ」という一貫した意識感覚を持ち周囲からも認められているということ“だそうです。一言で言い表せば自他共に認める「自己確立」でしょうか、その意識は青年期にもっとも強く意識されるが、その後の成長期はもとより「老年期」から死に至るまで、アイデンティティ(Identity)を模索して、人は成長を繰り返しながら年を重ねてゆくのだそうで、同窓会メンバーに向けて石垣さんは “「中高年」頑張れと”エールを贈りたかったのだと思います。拝聴していたメンバーの目の色が変わり、感想、質問が続出しました。引き続いての懇親会は、やはり学生時代の上田での思い出話が中心でしたが、まだ余韻が残るアイデンティティ効果で、より一層、会は盛り上がりました。また初参加の浅部さんからは参加を決意した経緯も聞くことが出来、次回以降の交流の絆を確信してお開きとしました。
(文責:滝本寿照)

写真:後列左より齋藤憲資さん(学工30), 岩野一之さん(化工4), 中島達也さん(化工3),
片岡明正さん(旧姓浮田‣学工17), 川上正敏さん(化工29), 山下修さん(機高11),
前列左より江口正彦さん(化工1), 浅部仁志さん(学化24), 滝本寿照(学化11),
岡野幸一さん(機14), 石垣明美さん(旧姓西川‣学化29), 増田泰三さん(学化19)